第26回参議院議員選挙結果を受けて

7月10日、参議院選挙が行われ、市民ネットワーク千葉県が推薦を出していた4人の候補者の内3人の方が当選を果たすことができました。皆様のご支援、ありがとうございました。

千葉選挙区 小西ひろゆきさん(立憲民主党) 当選 
全国比例  福島みずほさん (社民党)   当選
      辻元清美さん  (立憲民主党) 当選
      長谷川ういこさん(れいわ新選組)落選

社民党は政党要件の2%獲得が危ういと言われる中、私たちも必死の選挙戦となり、何とか2.37%を獲得することができました。
長谷川ういこさん(れいわ新選組)は残念ながら、当選を果たせませんでしたが、長谷川さんの掲げるグリーンニューディール政策、命と平和、食の安全、環境問題は私たちの政策とも重なり、これからも一緒に活動をしていきたいと願っています。

選挙前から自民党優勢の声はありましたが、あろうことか、7月8日安倍元総理大臣が襲われ、命を奪われるという事件が起こりました。暴力で他人を排除する行為は、決して許されることではありません。しかし、この事件さえも自民党の更なる追い風となりました。
安倍元総理大臣のご冥福をお祈りすると共に、安倍氏の死によって、モリカケサクラ問題の真相解明が出来なくなったことに対し、遺憾の極みであることを表明します。

殺人を否定するなら、戦争も否定するべきです。ウクライナへのロシア侵攻だけでなく、世界各地で戦争状態が絶えません。アフガニスタン、シリア、リビア、イエメン、パレスチナなど、今も多くの市民が殺されています。

武力で平和は築けません。

日本がこれまで他国の戦争に巻き込まれなかったのは、日本国憲法があったからであり、9条に護られていたからです。
この参議院選挙で改憲4党(自民党、公明党、維新、国民民主党)が2/3の議席を獲得してしまいました。平和憲法が改悪される危機が目前となり、しかも、今後3年間国政選挙がないため自民党の思う通りの政権運営が可能となりました。

円安、物価高、収入減、非正規雇用の増大、年金減額、さらにコロナ第7波と暗い材料ばかりですが、地方から「待った」をかけるチャンスがやってきます。それは来年4月の統一地方選挙です。地方から、市民が大きく強く声を上げることで、国を変えることができます。

市民ネットワーク千葉県は「基本は命と平和です」を合言葉に、引き続き暮らしに根差した活動に取り組んでまいります。皆様の声をどうぞお寄せください。

2022年7月15日 市民ネットワーク千葉県
         共同代表  伊藤とし子  岩﨑明子