━ 県政情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.1━2023.5.31━
県議 川口えみのメールマガジン
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川口えみが、今日も行く!─────────────────✎
皆さま、こんにちは。
4月に千葉県議会議員となりました川口えみです。伊藤とし子からバトンを受け、メルマガをこれまでの読者の皆様に引き続き発信していきます。これからどうぞよろしくお願い申し上げます。なお、このメルマガをご希望でない方は、恐れ入りますが市民ネットワーク千葉県までお知らせください。
市民ネットワーク千葉県info@chiba-kennet.com
プロフィールや佐倉市の問題点をまとめた
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:  県議会 改選後は?
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千葉県議会は95議席。内訳は、自民党50名、立憲民主党15名、公明党8名、共産党4名、千葉政策議員団4名、国民民主党2名。1人会派は8名、会派に属さない議員は4名。相変わらず自民党の多い千葉県、そして今回は立民と国民の会派は解消、1匹狼(?)の多い県議会となりました。

市民ネットワークの会派室は、以前はリベラル民主と2人部屋でしたが、今回は、1人会派と無所属、計7名もの大部屋になりました!各議員1人当たり12㎡のスペースを確保するための苦肉の策とのことで、パーテーションや応接セットが置かれるそうですが、「聞かれたくない打ち合わせは、一階のお部屋を借りてください」とのこと。慣れるまで大変そうです。議場は7階にあり、自民党・立憲民主党・公明党の大会派の会派室は6階、共産党〜我々1人会派の会派室は3階。議場への移動が大変です。

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: 臨時議会で初登壇 -討論
 「小中・高1生に1万円給付」よりも先生を増やして!
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熊谷知事も任期4年のうち半分が過ぎました。物価高騰の中、小中学生は、習い事など経験ができるように、また何かと出費のかさむ高1への給付金が、5月16日の臨時県議会で提案されました。これに対し、初めて登壇し、討論を行いました。 
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子育て世帯への県独自支援として、小中学生には「子どもの成長応援臨時給付金」、高校1年生には「高等学校等新入生臨時給付金」1万円給付の予算、合計60億円の補正予算について、賛成いたしますが、意見を述べさせていただきます。

これらの財源は、災害復興・地域再生基金として120億円積んであった中から、半分の60億円としています。そのうち事務費は6億6千万円です。
今回の給付金で助かる家庭も確かに多いと思いますが、所得制限なし、一回きり一万円給付は、継続性がなく、根本的な解決にはならないと考えます。
一方、全国の2割の学校で教員が不足していると先日の新聞報道でも問題になっています。
その中でも、千葉県の教員不足はワースト3です。

佐倉市でも、今年4月の始業式時点で7校に欠員が発生しており、異常事態と言わざるをえません。担任が次々と変わり、自習を強いられるなど、落ち着いて勉強ができず、子どもたちに大きなしわ寄せが行っています。わたくしの子どもの学校でも、学年3クラスのうち、2クラスの先生が休んだところ、残りの1人の先生が、タブレットをオンラインで繋ぎながら3つの教室を駆け回りながら教えていたと聞いております。

教員不足の原因として、教員の労働時間が長いこと、教員50歳臨時採用教員の給与が近隣他県よりも年収換算で約100万円も少ないこと、教員1人あたりの担当する授業時間数(コマ数)が多く、授業の準備やその他の仕事に時間を十分にとれないことなどが挙げられます。これらの問題を1つずつ改善していかなくてはなりません。

千葉県の教員になると、一人当たりの仕事が多く負担が大きい、くわえて給料も低いため、募集しても応募が少ない、さらに教員が不足するという悪循環が起きています。これは安心して子ども達が学べる状態といえるでしょうか。
臨時給付金は福祉であり、教員の問題は教育分野であり、双方を一緒にした議論は難しいかもしれませんが、「教育は子どもの未来へのパスポート」と考え、千葉県の教育予算を増やして教員の拡充と待遇改善を行い、子ども達が安心して学べる環境づくりに、早急に取り組むべきです。

また、県の奨学金制度も、いまだ延滞利息があり、子どもたちには大きな負担となっています。給付型奨学金の新設を求めます。以上で討論を終わります。