〈報告〉自衛隊習志野演習場の軍事合同訓練への抗議行動
自衛隊習志野演習場の軍事合同訓練に抗議します!
1月6日に市民ネットワーク千葉県主催で立憲野党や平和・反戦運動の団体・個人に呼びかけて抗議行動を行いました。
津田沼駅では、50名以上の参加でリレートークとチラシ配布を行いました。
発言したのは、社会民主党、日本共産党、新社会党、100万人署名運動、東京から駆け付けてくれた練馬アクション、I女性会議、藤代元県議、そして川口県議。大変充実した内容となりました。チラシも300枚配布しました。
その後、陸自習志野駐屯地正門前で20名以上が集まって訓練の中止を求める要請行動を行いました。
8カ国の連合で「戦争」を見せつける「降下訓練始め」の中止を求めます
内閣総理大臣 岸田文雄殿
防衛大臣 木原稔殿
外務大臣 上川陽子殿
財務大臣 鈴木俊一殿
第1空挺団長兼習志野駐屯地司令 若松純也殿
明日7日、第1空挺団の「降下訓練始め」が予定されています。本年度は、2017年より参加が常態化している米軍、昨年度のイギリス軍に加え、ドイツ軍、フランス軍、オランダ軍、カナダ軍、インドネシア軍も参加とのことです。習志野演習場近くに暮らす住民そして千葉県民として、今回の参加国の多さに心底驚愕しています。
私たち市民ネットワーク千葉県は、「地域から平和をつくる、平和憲法の理念を生かす」を政策の大きな柱として活動を続けてきました。米軍が参加することにより「日米軍事一体化」を市民生活の中に見せつけ既成事実化する「降下訓練始め」に対して、毎回抗議し中止を求めてきました。また、陸自の降下訓練演習場として最も狭隘であり、住宅密集地に位置し交通量の多い国道が近くを走る環境での降下訓練の危険性に関しても、繰り返し指摘し訓練の中止を求めてきたところです。
ウクライナ、ガザをはじめ、世界各地で安全保障上の危機が目立ち始めている今こそ、日本国憲法の平和主義の理念を生かした日本政府の外交努力が求められているはずです。憲法前文に謳われているその国際的使命に逆行する、一気に参加国を増やしての軍事演習を私たち平和を愛する市民は断じて認めることは出来ません。
一昨年末の安保三文書の決定的改悪により大幅に増額された防衛予算は、補正予算、新規後年度負担も含め、実に17兆円にまで膨れ上がっています。そこまで貴重な税金を費やすことの正当性について現政権は一切説明責任を果たしていません。今回の8カ国による「戦争」の露出は、徒に安全保障環境の危機を演出し、無意味な軍事大国化路線と膨大な税金の空費を私たちに強要するものに他なならないものと考えます。
私たち市民ネットワーク千葉県は、主権者・納税者として、そして何よりも平和憲法の下に生きる市民として、明日の降下訓練始めの中止と今後の他国軍の参加を行わないよう、ここに強く求めるものです。
2024年1月6日
市民ネットワーク千葉県 共同代表 川口絵未
伊藤とし子
岩崎明子