〈要望書〉新型コロナウイルス対策に関し、緊急に予算措置と施策実現を要望
新型コロナウイルス対策に関し、緊急に予算措置と施策実現を要望します。
新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、7月に入ってから県内の感染者数も再上昇しています。収束の兆しはいまだ見えません。
7月23日~26日の4連休のあいだ医療機関が閉まり、発熱した佐倉市民が、県のホームページに記載されている休日用の電話番号(コールセンター)に電話したところ、20回以上かけても繋がらず、翌土曜日、家族が近辺の医院に電話をかけて発熱外来を探しあて、事なきを得るという事態が発生しました。
同様の事態が県内いたるところで発生していると見受けられます。現状では、県民が安心できる新型コロナウイルスに対応する医療体制は不十分であると言わざるを得ません。
そこで、市民ネットワーク千葉県では緊急に、以下の予算措置と施策実現を強く要望する次第です。
記
- 電話相談窓口(コールセンター)の回線を増やすこと。また、現在のナビダイヤル対応で発生する20~26秒10円という高い電話料金を解消し、無料にすること。
- PCR検査数を大幅に増やすために、販売が開始された全自動PCR検査装置を各健康福祉センターに導入すること。
- 症状発症から9日以内の者には、自宅で検体採取できる唾液を用いたPCR検査を実施すること。
- 集団感染の危険性が高く、密にならざるを得ない病院や福祉施設の一斉PCR検査を実施すること。
- 業務量が激増した健康福祉センターの人員と予算を、至急拡充すること。
- 感染拡大防止のため、いつでも、だれでも、無料でPCR・抗原・抗体検査が受けられる体制づくりに努めること。
2020年8月3日
市民ネットワーク千葉県共同代表 伊藤とし子 小室美枝子