■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■■  \\ 県政情報 2021.3.30/               ■■
■       県議 伊藤とし子のメールマガジン No.37    ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏◆ 
┃  知事選、千葉市議補欠選挙報告  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  

3月21日投票日の知事選で熊谷俊人前千葉市長が圧勝し、千葉市議若葉区補欠選挙では市民ネットワークちばの山田京子が当選しました。

熊谷さんは1,409,496票(得票率70.47%)で2位の自民党公認候補 関まさゆき前千葉県議384,723票(得票率19.23%)に3倍以上の差をつけての歴史的大勝です。
熊谷さんとは市民ネットワーク千葉県は政策協定を交わして、応援しました。詳しくは市民ネットワーク千葉県HPに政策合意内容と、国の専権事項として合意署に盛り込めなかった東海第二原発再稼働問題、オスプレイ問題、HPVワクチン被害問題についても載せています。熊谷新知事とは今後懇談をすることになっています。

森田知事とは話し合いのチャンス等ありえなかったのですが、対話を重視した熊谷新知事とは風通しの良い関係性を作っていけると期待しています。
その森田知事の任期は4月4日まで、最後の登庁は4月2日です。 

山田京子は7,802票で2位当選。候補者8人のうち2人枠に当選することができました。私も若葉区に応援に入っていましたが、これも大勢の方のご支援のおかげです。ありがとうございました。

選挙戦では「山田京子は即戦力!!市議2期の実績を活かします」と訴えてきましたが、さっそく投開票の翌日、議員証書が交付され、すでに市議会議員として活動を始めています。

┏◆ 
┃  コロナ対策は待ったなし
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  

非常事態宣言は解除されましたが、飲食店の営業時間短縮要請は3月22日から31日までの10日間、さらに4月21日まで延長され、1店舗当たり1日4万円で総額377億円が議会の承認を待たずに決定(専決処分)しました。
現在、新規感染者数は100人を境に行ったり来たり。なかなか下がりません。手をこまねいていると第4波が来てしまいます。
—————————————————————-
:千葉県はなぜPCR検査をしたがらなかったのか?
—————————————————————-    
高齢者施設等でのクラスター対策には積極的な検査が不可欠と、2月議会予算委員会で取り上げました。

千葉県では地域で陽性者が出ても、保健所長が濃厚接触者と認めなければ行政検査が受けられないため、高齢者施設は万が一入居者に感染させては大変と、独自に職員に検査を行っていました。その費用は正規料金だったので1検体2万7千円から3万円と高額で、施設運営を圧迫していました。

衆議院議員の宮川伸さんから、「昨年8月から国は何度も、感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している地域では、高齢者施設では感染者がいない場合でも積極的に検査を行うように、と通知を出しているのに、なぜ千葉県は検査を絞っているんでしょうね」とアドバイスを受けて、担当とは繰り返しやり取りを行い、一部施設では行政検査が実施されるようになりました。

—————————————————————-
:やっと千葉県も一斉検査を実施
—————————————————————-    

国はコロナ第3波が収まらないため、クラスター対策には定期検査がカギになると、高齢者施設等の施設スタッフ全員への検査を、3月末までに一度は受けられるようにしました。県もやっと、3月5日、施設に通知を出して、現在一巡目の検査が行われたところです。また、4月から6月まで月に1回ずつ行うことになっています。

そこで検査の実施率を調査したところ、印旛・東葛圏域では54%しか実施していません。施設数が多いためかもしれませんが、なぜ実施率が低いのか調査中です。

—————————————————————-
:高齢者施設だけではだめでしょ!!
—————————————————————-     
佐倉市では9月以降、児童生徒の感染者は11人と職員は4人出ています。また、保育園等では、行政検査が行われたクラスタ―1園は除いて、園児5人、職員4人が出ました。

佐倉市は昨年9月議会で児童生徒の検査費用2,475万円の補正予算を組みましたが、実施していません。3月佐倉市議会で五十嵐智美が質すと「県が幅広に対応しているから」という答弁でした。
しかし、1月の時点では、学校内で陽性者が出ても保健所が「濃厚接触者なし」と判断すれば、PCR検査も行わずに学校を再開していました。

--宮川伸さんから--
国は昨年8月7日に「PCR等の検査体制の更なる強化について」という通知を出しています。それによると「自治体の判断で、当該地域や集団、組織等に属する者に対する行政検査は、濃厚接触者でなくとも可能である」と書かれています。この集団、組織には当然、学校、保育所、幼稚園、学童が含まれる、と解釈できて、実際に昨年8月、成田市ではPCR検査を学級単位で行った、とのことでした。 

学校等で感染者が出れば、同じ地域の高齢者施設にも多大な影響が出るので、クラス単位や学年単位の検査を行うべきと2月予算委員会に向け、県担当者と話し合いを重ねてきました。 

当初、千葉県は「行政検査は感染症法で規定されているので、保健所長の判断でなければだめ」と頑なに認めませんでしたが、予算委員会で取り上げたところ、「発熱者が出た場合、その周囲も幅広く検査している」という答弁でした。
現在、どれだけ幅広に検査するようになったのか、調査中です。取り上げると、さりげなく変わっていくのでしょうね。

—————————————————————-
:国の感染再拡大防止策、千葉県では?
—————————————————————
① 4月以降、繁華街でのモニタリング検査を実施
これは、市中にどれだけ無症状者がいるのかを把握するため検査キットを配布します。先行している群馬県では、大学で学生対象に、また街中では希望者に検査キットを配布しています。
② スクリーニングで「変異株」を見つけ出す
通常のPCR検査以外に変異株を見つけ出すためのスクリーニング検査の実施率を上げるという事です。検体数をどこまで引き上げるかは、国の発表待ちです。  

—————————————————————-
:知事の権限で検査を拡充する事が出来ます
—————————————————————-    

国がいくら「財源はある。検査をするように」と旗を振っても、保健所長の判断が必要とか、病床がひっ迫するなどと、歯切れの悪かった千葉県。県内のメーカーが製造した全自動検査機器がフランスで活躍しているのに、なぜ千葉県は消極的なのか?歯がゆい思いをしてきました。
熊谷新知事の下、積極的にコロナ対策に打って出ることを期待しています。  

—————————————————————-
:コールセンターの電話番号が4月1日から 
 0570-200-139に変更
—————————————————————-
発熱時に相談する窓口として発熱相談コールセンターがあります。
年末年始にシステム障害を起こし、委託事業者の対応の拙さから電話がつながらず、千葉県の不備も加わり大勢の相談者が不安の中混乱に陥りました。私も実体験も交え、問題点を指摘、改善を求めてきましたが、4月1日から委託事業者が変更となります。 

平日昼間のオペレーターは10人・看護師2人配置、夜間はオペレーター4人・看護師2人配置。土日祝日の昼間はオペレーター14人・看護師2人、夜間はオペレーター4人・看護師2人配置。
これまでの反省を踏まえて、1時間ごとの着信状況・対応結果報告を行う契約になっています。また第4波に備えて、相談件数が増えれば、5日以内に増員対応となっています。

また、年末年始のような事故が発生すれば、12時間以内に別のセンターで対応できるようにナビダイアル対応としたそうです。

なるほど。前回のナビダイアルは延々待たされて電話代が高額になったと聞きましたが、今回は何回かのコールで切れます。再度かけて、かからない場合「着信状況・対応結果」に表れます。対応が追い付いていないとなれば、オペレーター増員となります。

この体制で果たして万全かどうか、始めてみて支障があれば即、対応
・改善できるよう要望していきます。