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■■  \\ 県政情報 2023.3.14                 ■■
■       県議 伊藤とし子のメールマガジン No.61    ■
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   伊藤とし子 県議会報告 最終章No.1
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3月10日 県議会閉会日を無事迎えました。 
2月議会では3回登壇しました。
まず、自民党提案の「不登校児童生徒支援条例案」が急遽出てきたため、その質疑。(メルマガNo.60 参照)
予算委員会では、質疑答弁たった12分間に、化学物質過敏症問題と教師の性暴力問題というヘビーな内容に取り組みました。
閉会日には議案の反対討論を行いました。討論を行うのは、いつも共産党と市民ネットワークだけ。
反対理由を明らかにすることは議員の責任です。
賛成するだけなら、楽ですが。

〜予算委員会から~ 
化学物質過敏症問題について

私たちの生活の中では化学物質がたくさん使われています。
洗剤、柔軟剤に含まれている香料もその一つです。
消毒と称して散布される殺虫剤や、消臭剤、タンスに入れてある虫よけ剤などもです。
たばこの煙もそうです。
その化学物質で体調不良になる人は日本で100万人以上もおり、2009年10月に病名登録されました。
佐倉市の取り組み
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私は佐倉市議1期目の時、「佐倉市の公共施設を農薬・殺虫剤などの薬剤を使わない総合防除(IPM)で管理してほしい」と議会質問で提案してきました。
佐倉市も「これは必要のことと」と理解を示し、2011年4月「佐倉市総合防除指針」「管理マニュアル」を策定。現在、市役所、街路樹、公園はもちろん、学校、保育所、幼稚園、公民館等、すべての市有施設でできるだけ殺虫剤などを使わず建物管理を行っています。

千葉県の場合
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千葉県の学校や子どもたちが使う施設の薬剤使用状況調査を10年以上行ってきました。その結果、子どもの脳に影響がある「有機リン系殺虫剤」などを定期的に室内で散布していたり、と驚くべき実態が分かり、改善を求めてきました。
私が県議になってからも議会質問などで取り上げ、少しずつ改善してきましたが、最後まで頑強に拒んだのが、子どもの健康を一番に考えるべき「健康福祉部」でした。

予算委員会では児童相談所、養護施設の子どもの居住する場所で噴霧式殺虫剤を使用しています。危険性を指摘しましたが、最後まで平行線でした。
教育委員会では6月の私の議会質問時に「総合防除を取り組むため、リーフを作ってすべての県立学校に配布する」と答えています。

県警の場合─────────────────✎
12月常任委員会で、運転免許センターの男子用トイレでトイレボール(パラジクロロベンゼン)を使用していることを指摘。
発がん性物質で1個置いてあるだけで建物全体が汚染するので、撤去を要望したところ、早速パラジクではないトイレボールに置き換えたとの事。
どうも、建物が古いのでトイレボールは使いたいようです。 

2月常任委員会で「県警の建物の管理を総合防除で行ってほしい」と要望したところ、「取り組む」という素晴らしい答弁がありました。

縦割り行政、事なかれ主義の県政に喝─────────────────────────✎
県管財課に「総合防除の指針」「管理マニュアル」を作ってほしい、と要望しても「管財課は情報を提供するだけ。それぞれの管理責任者が判断すること。」と責任逃れに終始しています。
委託事業者へは「総合防除で実施すること」と明記している仕様書「病害虫等の防除について」を示しているのですが。
その資料も管財課が作った資料なので、県民への情報提供を目的としていないので、公表できない、という答弁でした。 

佐倉市の場合、「この役割は管財課なので、(ちょうど夏休み前で)私費で岐阜市に話を聞きに行きます」と答えてくれた当時の担当者には改めて頭が下がります。
伊藤とし子の市議3期、県議1期16年間で実現したことの一つです。
「健康福祉部」へは引き続き、川口えみと一緒に改善を求めていきます。