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■■  \\ 県政情報 2021.8.18/              ■■
■       県議 伊藤とし子のメールマガジン No.44   ■
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┃     気になる千葉県のコロナ対応状況
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8月12日に知事あてに出した要望書「大規模な臨時の医療施設を早急に開設するよう要望します」にご意見や、応援をいただきました。ありがとうございます。

東京新聞も同様の内容を翌13日のこちら特報部で「野戦病院スタイル」として取り上げています。「家庭内感染を回避し、経過観察もしやすいとして、福井県では今月上旬、体育館内に100床の病床を確保し、極力自宅療養とならないよう対策を取った」という内容です。
千葉県は昨年6月、いち早く30億円予算を計上して臨時医療施設の整備を1000人規模で、幕張メッセも視野に入れて準備しようとしました。しかし、医師・看護師の確保が困難であること、代わりに各病院のベッドを融通してコロナ病床用に1200床確保できたからと、臨時医療施設の計画は100~200床程度に縮小されてしまったのです。

ちょうど、がんセンターの新病棟が完成して旧病棟が空いていたので、66床を整備しましたが、看護師が集まらないため48床しか使えない、というのが現状です。
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: ホテル療養は?
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8月16日新規感染者数    1,609人
   現在の感染者数  10,557人
       入院者  1,022人(重症者 94人)
    ホテル療養者   438人
     自宅待機者  7,781人
       調整中  1,217人
現在、軽症者用療養施設としてホテルを1,012室確保しています。ところが調整中が1000人以上もいるのに、なぜホテルに入れないのでしょうか?確認したところ、実際の稼働率を6割と見込んで1000室とした、との事。(8月16日現在の稼働率43.3%)部屋の消毒、メンテナンス等で稼働率6割がマックスとの事です。また、ホテル療養を希望して待機しているうち、同居家族が陽性者になったりと状況が変わって自宅療養を希望したり、という事もあるとの事なのです。ホテルを増やすための交渉も行っているとの事ですが、急がれます。
また、東葛地区に療養ホテルが無くなってしまったのが心配、という声を聞きます。
実際に野田市から成田市のホテルは遠いため、自宅療養を選ぶ人も多いようで、家族内感染の原因になっている可能性も大きいです。

・陽性者となりホテル療養を保健所から指示された場合、行きは県が用意した移送サービスが自宅からホテルに連れて行ってくれます。
・荷物が多いので家族が車で連れていく事もできます。
・自分の車で行きたい人は、駐車場の調整が付けば、自走で行けます。
 帰りは自分で帰ってこなければならないので、やはり東葛地区に欲しいですね。 

※  1月に感染した私の場合、熱も平熱で、自分では運転できると考えて、PCR検査を受けるため病院に行くのに運転したところ、頭がフラフラしていました。やはり酸素量が足りなくなっていたようです。SpO₂値は92。

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:  コールセンターはつながるか
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コールセンターの応答率を調査しました。
1月時点の委託事業者(ティーベック)はお正月の連休中、システム障害を起こしていたのに、対応が遅れ「繋がらないコールセンター」問題として、NHKのニュースにも取り上げられました。私も予算委員会で質問したり、継続して事業者と県の対応改善を求めてきました。

結果、4月から別の事業者に変更。
「毎日県に報告書を上げ(ティーベックもあった)、応答率が下がれば速やかに人員を増やす契約にしたので、様子を見てくれ」と報告を受けていました。 4月からの応答率を検証すると、概ね90%~100%。ところが感染増加が始まった7月下旬休日の稼働率が60%台に下がり、急に8月休日の応答率が30%台に下がりました。

そこで、7月22日~土日の人員を5人増員して昼間19人、夜間9人に。平日はそのまま。
8月7日~は、平日も5人増員して昼間15人、夜間9人に。土日も更に5人増員して昼間24人体制にしました。更に、夜間は本庁でも対応しているそうです。コールセンターから医療対応が必要なケースを回してもらい、保健師2人事務員1人が対応しているそうです。人員的に厳しい中での夜間対応ですが、臨機応変の対応に期待しています。