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■■  \\ 県政情報 2023.2.19                 ■■
■       県議 伊藤とし子のメールマガジン No.60    ■
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:   2月県議会のご案内(2月8日~3月10日)
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県議として4年間活動してきました。
ラストとなりました2月議会のトピックをご報告します。

〔議案質疑〕2月22日(水)14時頃〜
自民党提案の「フリースクール条例」について、議場で質疑をします。
より良い条例になるように願って、自民党条例案に対し質問するのは3度目です。
〔予算委員会〕2月28日(火)16時頃〜
児童相談所、養護施設の室内で殺虫剤、化学物質を使用している問題と、教師のセクハラ問題、福島原発汚染水の海洋放出問題、を取り上げます。

〔常任委員会〕3月7日(火)10時~
環境生活警察常任委員会では 議案とその他の質問を行います。

 〔討論〕3月10日(金)
他の議案審議もあり、閉会日3月10日には討論を行う予定です。
その中から、
自民党提案「千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例」について、まだ、質問の通告前ですが質問の趣旨です。

国は平成28年に、不登校児童生徒が学校への登校を強制せず、それぞれに合った学習環境を保障するために「教育機会確保法」を制定しました。
しかし、不登校の児童生徒は増え続け、千葉県内では令和3年度で約1万人となりました。
その内4割の子がどこにもつながっていません。 

自民党の条例案はこの法律とは別に策定したそうで、一番の特色は「基本方針」を策定して「不登校児童生徒支援連絡協議会」を設置して関係者の意見が基本方針や施策に反映されるような仕組みにする、としています。 
不登校の親の会で長年活動してきた方と相談しながら、何をこの条例案に盛り込んだらより良いものになるのかを考え、提案します。
◎質問の趣旨
不登校になるとほとんどの子どもはフリースクールに行くのもつらくて、または全くそのような気持ちにもなれなくて、家にいることが多いのです。
不登校の親の会でも、そういう子どもたちに対して相談室、教育センターまたはフリースクールへ行くようにと勧められることが増えています。
親も早めにフリースクールを探そうとする発想が増えている様です。

それよりも、家にいても、学習していようがいまいが、大事な地域の子どもとして尊重する意識が必要です。
確保したいのは「教育の機会」というよりも「ありのままで生きられる居場所」です。
むしろゆっくり休むためには、教育的な視点から離れられることが必要です。

「どこにも通わないで家庭で過ごす子どもに対しても、その子が不利にならないための最大限の配慮」がこの条例案にあるのかが問われています。
子どもが不登校になれば、親が仕事を続けられなくなったり、フリー
スクール等の授業料、交通費と経済的にも大変な状況となっています。

2019年の文科省調査によると1800教育委員会のうち、経済的支援を行っている自治体は60です。
フリースクール等に通っていることが条件だったり、運営に対してだったりしますが、そのようなところに通えない場合であっても、子どもの「育つ権利」を保障する必要があります。

シングルマザー(ファザー)や経済的に大変な状況の家庭では、子どもを置いて仕事に行かなければなりません。ぜひ不登校児童生徒の家庭の実態調査を行ってほしい、との要望が上がっています。