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■■  \\ 県政情報 2020.6.28/                ■■
■        県議 伊藤とし子のメールマガジン  No.22      ■
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6月19日(金)の議会質問に大勢の方においでいただき、またインターネッ
トで傍聴していただき、ありがとうございました。
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: 翌日6月20日の千葉日報の記事は下記の通りです。
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【千葉県議会答弁要旨一般質問】
市民ネットワーク・伊藤寿子議員

災害ボランティア車両の高速道路無料化措置の延長の必要性を指摘。
石渡敏温防災危機管理部長は、昨年秋に千葉を襲った台風被害に伴う無料化
について「東日本高速道路会社などが、救助用の自治体車両や災害ボランテ
ィアの活動車両を対象に、今月末まで実施している」と説明。
「被災地ではボランティア活動が続き、被災家屋の応急修理などに引き続き
ニーズが見込まれることから、高速道路会社などに無料措置の延長を要望し
ていく」とした。
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: さらに、7月5日の千葉日報には、生活保護についての質問要旨と
答弁が掲載されます。予定稿は次の通りです。
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生活保護申請「住居なし」の却下多発 保護実施市町村に徹底を
 伊藤議員は、貧困対策の中で「生活保護法や厚生省通知では住居がないこ
とを理由に保護申請を却下することはできない、としているにもかかわらず、
県内では路上や車上生活者の保護申請が受け付けられないケースが多発して
いる」とし、「市町村に周知徹底すべきでは」と質問した。

加瀬健康福祉部長は「住居が確保されていない場合の保護申請の取り扱い
について、これを理由に却下することのないよう、3月に改めて各福祉事務
所に周知徹底を図った」と答弁。伊藤議員は「実態をきちんと把握し改善を」
と要望した。
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議会質問は中継録画が見られます。
https://www.gikaityukei.pref.chiba.lg.jp/
「年・会議名」から「令和2年6月定例会」「6月19日」を選んでください

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┃ 佐倉市 給食と定額給付金
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本日は、佐倉ネタを2つご報告します。
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: 「お母さん、学校辞めたい」と言わせた
「こっぺパンに冷ややっこ」の給食メニュー
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すでにブログに書いたところ、大きな反響が続いています。
ご覧いただいていない方に、ご紹介します。
(ブログには佐倉市と船橋市のメニューを載せています。)

佐倉市では、コロナ後、学校給食が再開されたのですが、感染症対策として
調理をしないメニューが出されている、というのです。
佐倉市の「売り」だった自校式学校給食、「おいしい佐倉の給食」はどこに
行ったのでしょうか。

佐倉市は、保護者と栄養士の先生方、そして私たちネットの先輩議員がセン
ター方式に変更される危機を乗り越え「自校方式」を守ってきた歴史があり
ます。各学校の栄養士さんがメニューを考え、調理員さんが腕をふるってい
ました。
コロナ前は。

メニューを見ると、袋入りのパンと牛乳とおやつだけ。欄外には「給食で足
りないものはお家でとりましょう」と、ご丁寧にあります。育ち盛りの子ど
もたちの昼食が、こんな粗末なメニューでいいのでしょうか。
授業後に学童に行く子もいるのに、これではお腹が空いてしまいます。
家庭の事情によっては、給食が重要な食事になっている子どももいます。
いくらコロナ感染対策と言っても、近隣の市では既に通常メニューの主食に
おかずが付いた通常の給食が再開されているのです。

近隣自治体の学校給食は「センター方式」で、給食センターでまとめて作ら
れた給食が、各校に配られています。遠くのセンターから配送されてくるセ
ンター方式より、各学校で作ってすぐに配食する自校方式のほうが、いいは
ずです。
なぜ、佐倉市だけが袋詰めのパンとおやつなのでしょうか。

さらに、教育委員会を傍聴して驚いた!!という情報が来ました。
市民から公募で選ばれた教育委員が、「パンにジャムまで付けていただき、
ありがとうございます」と言ったそうなのです。保護者の立場で選ばれた委
員のはず。あまりの問題意識のなさに、驚くやら腹が立つやら。

佐倉市のひどい給食事情は近隣市でも有名になっているようです。

保護者から教育委員会へ電話が殺到したのか、佐倉市では8月末までこの「簡
易給食?」を続けると言っていたのが、「7月から調理をする給食にシフトす
る」と発表したそうです。

船橋市の簡易給食メニューは同じ簡易メニューでもあまりの違いに、佐倉市の
は「手抜きメニュー」と改めたらいいです。
このような給食だったら、無料にすべきではないでしょうか。

子どもに「学校辞めたい」と言わせた給食。
教育長、市長、ご自分で3か月間食べ続けてみてください。

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「中学校も同じメニューです」と教えていただきました。
成長期の中学生にとって、過酷としか言いようがありません。
これまで子どもたちの食育を考えて献立作りをしてきた栄養士さんからは、
「これを給食とは呼びたくない」という声も上がっている、とのことです。

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: 佐倉市の特別定額給付金の給付がワースト2と遅いのはなぜ?
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今か今かと、特別定額給付金のひとり10万円を待ちわびている話を聞きます。
現に、生活保護を申請中だけど、それも遅くてなかなか決定が出ない。
(2週間で出すはずなのに、なぜだ?)

所持金が底をつきそう、というSOSが私たちのところにも来ています。
特別定額給付金がもう支給されるはず、隣の市では来たもの、と考えている
人は多いはずです。6月26日の県の常任委員会で明らかになったのは、佐倉市
はダントツのワースト2位だということ。
1位は千葉市の4.9%。
政令市だから事務量も半端じゃないことは認めます。
3位は市川市の17%。
これは6月19日の数字と同じなので、発表よりも実際は進んでいるはず。

問題は2位の佐倉市の14.2%。
千葉市、市川市に比べて世帯数も比べ物にならないくらい少ないのに、理由
がわかりません。市議会には副市長が「申請数が90%を超えたので」とい
う説明をしたということですが、申請が90%を超えても、作業がまったく
追いついていないのです。それをごまかしていることが、問題です。
ちなみに、世帯数1万戸以下の町村はすべて94%以上給付が済んでいます。

この「特別定額給付金の給付状況調査票」は表に出していないデータです。
県議の仕事の醍醐味でしょうか。
ブログに詳しく順位別の表と、県の資料も掲載していますのでご覧ください。
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市長が代わって1年。
あまりの佐倉市の変容ぶりに、驚くばかりです。
千葉県は何もしない森田知事の元、事なかれ主義、仕事をしなくても問題なし、
と無為無策に11年間過ごしてきました。昨年の台風災害で、あまりの対応の悪
さに千葉県民もこれではだめだ、と言い始めています。
佐倉市はたったの1年で、この有様です。
何とか食い止めないと、千葉県と同じ体質に陥るのは、あっという間です。

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