伊藤とし子のメールマガジンNO.26（2020.9.17）

議案として出されました。
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┃　「千葉県主要農作物等種子条例」が上程
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国が種子法を廃止したため、全国では農業を守ろうと、県独自の種子

条例が続々とできている中で、千葉県は「要綱があるから、種子条例

はいらない」と言ってきた県でした。
しかし、要綱は議会を通さず変更できるため、危険でもあるし、力も

弱いのです。

しかも、この千葉県の要綱には全国で唯一「農業競争力強化支援法の

趣旨も踏まえ」と書き込んであったのです。
この意味は、「民間事業者が参入しやすくするため、県の知見を民間

事業者へ提供すること」というものです。

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：多くの意見が届いた⁈
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その千葉県が急遽、種子条例を策定すると言い出したのが今年の3月

議会。

しかも、パブコメのとり方が、白紙委任のような形で条文が示されない、

という驚くべき手法。
条例案に「農業競争力強化支援法を踏まえ」を取り入れた条例が出来た

ら大変！！と声を上げてきました。
きちんとした条例にするため、パブコメを出そうと呼びかけたところ、

116人もの方から集まりました。
これは画期的なことです。
その後、私の6月議会でも、市民ネットワーク千葉県の予算要望ヒアリ

ングでも、事あるごとに取り上げてきました。
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：山田正彦元農水省のお墨付きで一安心
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今回提案された条文を山田正彦元農水大臣に見ていただきました。

種子法に詳しく、種子条例策定の全国運動を進めている山田正彦さんか

らも、「心配なし」のお墨付きを頂きました。

山田さんによれば
第5条で「県は主要農作物等の原種及び原原種の生産を行う」とあり、
第6条で「県は種子の発芽の良否等について審査し、知事が基準に適合

していることを証明する（保証する意味）」
とあるので、大丈夫とのこと。一安心です。
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：これからも注視していきます
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実は、生活クラブ、なのはな生協、県内の著名な農業生産者の方々そし

て、私たち市民ネットワーク千葉県が入った市民グループが種子条例を

作るために集まって、3年前から活動していました。

いろいろな動きがある中、聞こえてきたのが、自民党が種子条例を策定

して県議会に出すようだ、という話。自民党案であれば絶対通るので、

静かに見守っていたところ、今年の3月議会で自民党議員から「種子条

例を作るように」と議会質問があったので、驚きました。

そこから、9月議会上程を目指して担当課は動き出し→白紙委任状態で

のパブコメ募集→「それは問題！！」と県民116人がパブコメを提出。

という流れです。

今回は、問題のない条例案が提案されたのでよかったのですが、今後パ

ブコメ募集時には、条例素案を提示するくらいの情報提供はやるべきと

強く要望しています。

条文は伊藤とし子のブログにアップしましたのでご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011  
議案書をスキャンした正式のものです。
10月13日閉会日に採決があり、決まります。